🍽️外国人の日本飲食店開業:制度の壁を越えるための専門的支援
- Royal Office Official
- 1月8日
- 読了時間: 7分
はじめに
日本で飲食店を開業したい外国人の方から、Royal Officeには近年、非常に多くのご相談が寄せられています。
日本は国内外から多くの観光客が訪れるほか、国際化の進展に伴い、各国の食文化が日常的に受け入れられる市場へと変化しています。飲食業界は競争が激しい一方で、今なお大きな可能性を秘めた分野であることは間違いありません。
そのような中で、 「自分の国の料理を日本で広めたい」 「和食文化を活かしたビジネスを展開したい」 といった想いを持つ外国人の方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に日本で飲食店を開業しようとすると、多くの方が途中で立ち止まることになります。その理由は、料理や集客以前に、「制度の壁」が想像以上に高いからです。
本文では、外国人の方が日本で飲食店を開業する際に、実際の相談現場で多い悩みや失敗例を踏まえながら、次の内容を具体的に解説しています。
・外国人が日本で飲食店を開業する時多く見られる課題点
・「理想の点」と「審査に通る事業」のギャップを埋める
・フランチャイズを提案する背景:リスク低減と継続可能性の確保
・成功事例
これから日本で飲食ビジネスを始めたい方が、「何から考え、どこに注意すべきか」を全体像として把握できる内容となっています。
外国人が日本で飲食店を開業する時多く見られる課題点
これまで支援してきた経験から、外国人の方が飲食店開業で直面しやすい課題は、以下のようなものが集中しています。
店舗物件は決めかけたものの、経営管理ビザの審査基準が不明確で、合格可能性が不安
母国では豊富な飲食経験があるが、その経験を日本でどのように再現・発揮できるか
会社設立や各種許認可の手続きを進めたものの、事業計画の合理性が指摘され、手順がストップ
開業後の日常運営や人材管理まで、具体的な構想がまとまっていない
この中でも、最も多い不安は「一旦開業できても、ビザの更新を含め、長期的に事業を継続できるのか」という点です。
日本で飲食店を経営する外国人の方にとって、事業の成否は単なる売上の高低だけでなく、以下の3点を満たせるかどうかで決まる場合が多くあります。
経営管理ビザの在留資格要件を継続的に満たしているか
事業としての継続性と安定性を客観的に説明できるか
入国管理局や金融機関などの第三者に、事業設計の合理性が理解されるか
「理想の店」と「審査に通る事業」のギャップを埋める
多くの方が最初に描くのは、自身のレシピや世界観を反映した完全オリジナルの飲食店です。故郷の味をそのまま日本の人々に届けたい、独特の空間でお客様をお迎えしたい——そういった想いは当然のものです。、
ただ、実際に手続きを進めてみると、ここが最初の難関となるケースが少なくありません。経営管理ビザの審査においては、「なぜこの業態を選択したのか」「未経験でも運営可能な理由は何か」「なぜ日本市場で成立すると判断したのか」といった質問に対し、客観的なデータや具体的な計画を踏まえて回答する必要があります。
強い想いは審査官からも評価されますが、それだけでは事業の合理性を証明するには不十分です。結果として、「想いはあっても事業計画がまとまっていない」という理由で審査に不利になるケースが多発しています。
フランチャイズを提案する背景:リスク低減と継続可能性の確保
Royal Officeは、全ての方にフランチャイズを勧めるわけではありません。ただ、以下のような状況にある方にとっては、フランチャイズが「事業の安定性を高め、ビザ審査のリスクを低減する選択肢」として有効であることが多いため、積極的に提案しています。
日本での飲食業運営経験がない
日本語での現場マネジメントやスタッフ管理に不安がある
家族を同伴し、長期的に日本で安定して生活・事業を継続したい
フランチャイズの最大のメリットは、「事業としての説明力と再現性」にあります。すでに実績のあるビジネスモデル、明確な収益構造と原価管理体系、本部からの全方位的な研修・運営支援、定着したオペレーションプロセス——これらの要素は、ビザ審査や事業計画の説明において、強力な裏付けとなります。
Royal Officeがフランチャイズを提案するのは、「簡単に開業できるから」ではなく、「お客様の事業が長期的に継続でき、リスクを最小限に抑えるため」です。
成功事例:Mr. Manzoor様(パキスタン)の事例
【ご相談者】Mr. Manzoor(パキスタン)
【目的】ご家族での日本移住および日本での事業立ち上げ
「日本で暮らしたい」—— その想いは家族全員の共通でした
Mr. Manzoor様はパキスタンご出身で、これまでご家族とともにアジア各国で生活されてきました。日本には観光で何度も訪れており、そのたびに日本の生活環境や社会の落ち着きに魅力を感じていたといいます。
やがて、奥様と3人のお子様からも「日本で暮らしてみたい」という声が自然と上がるようになりました。
しかし、その想いとは裏腹に、現実的な問題が立ちはだかります。
日本では、どのような事業を始めるべきなのか
家族全員で安定して暮らせるだけの在留資格を、本当に維持できるのか
「日本に行きたい」という気持ちはあっても、その一歩をどう踏み出せばいいのかが分からない。それが、Mr. Manzoor様が長く抱えていた悩みでした。
決断を止めていた「最大の不安」
母国では飲食業の経験があったMr. Manzoor様ですが、日本の制度、商習慣、消費者の嗜好についてはほとんど情報がありませんでした。
特に不安だったのは、「事業の選択ひとつで、家族の将来が決まってしまう」という点です。
日本で飲食店を開業できたとしても、
1年後のビザ更新時に要件を満たせなかったらどうなるのか
もし事業が不安定になれば、家族全員が日本を離れなければならないのではないか
こうした不安から、「動き出したい気持ちはあるのに、踏み出せない」という状態が続いていました。
Royal Officeとの出会い
Royal Officeにご相談いただいた後、すぐに結論を出したわけではありません。複数回のオンラインミーティングを重ねながら、事業の方向性を一つずつ整理していきました。
大切にしたのは、「今やりたいこと」ではなく、「数年後も家族で日本に暮らし続けられる選択かどうか」という視点です。
Mr. Manzoor様自身も、「日本の飲食市場は魅力的だが、競争や変動を自分が正しくコントロールできるのか分からない」という率直な気持ちを打ち明けてくださいました。
「失敗しにくい選択」としてのフランチャイズ
そうした話し合いを重ねた結果、Royal Officeがご提案したのが、KAKAZAN(カカザン)プレミアムティーのフランチャイズです。
この選択は、「簡単だから」ではありません。
オペレーションが比較的シンプルで再現性が高い
本部による研修・立ち上げ支援が整っている
事業内容や収益構造を第三者に説明しやすい
これらはすべて、経営管理ビザの審査と、その後の継続性を考えたうえで重要な要素でした。
「挑戦しない選択」ではなく、「家族の将来を守るための現実的な挑戦」として、このフランチャイズモデルを選ばれました。
開業までの伴走サポート
加盟決定後、Royal Officeでは以下の支援を一体で行いました。
フランチャイズ本部と連携した原材料・設備の手配
大阪エリアでの店舗立地選定サポート
スタッフ向けのオペレーション・接客研修
経営管理ビザ申請に向けた事業計画書作成と書類整理
「何を、どの順番で進めるべきか」が明確になったことで、Mr. Manzoor様も初めて「前に進んでいる実感を持てた」と語っています。
結果:家族とともに、日本での新しい生活へ
これらのプロセスを経て、Mr. Manzoor様は無事に経営管理ビザを取得。大阪にてKAKAZANプレミアムティー店舗を開業されました!
現在は、奥様と3人のお子様とともに大阪で暮らしながら、事業も安定して運営されています。
最後に、Mr. Manzoor様からいただいた言葉です。
「家族と一緒に日本で暮らすという夢が、ようやく現実になりました。
Royal Officeのサポートがなければ、この一歩は踏み出せなかったと思います。
日本の制度という大きな壁を、現実的な方法で乗り越えることができました。」
日本での飲食店開業:制度理解が成否を分ける
外国人が日本で飲食店を開業することは、決して不可能なことではありません。ただ、多くの方が「制度を理解せずに手順を進める」「理想だけで事業計画を立てる」ため、後戻りができなくなるケースが少なくありません。
Royal Officeの支援理念は、単なる手続き代行ではなく、「お客様の事業が本当に長期的に継続できるか」という視点から、一人ひとりの状況や想いに合わせた最適な提案を行うことです。
お悩みをお持ちの方は、ぜひRoyal Officeの無料相談をご利用ください。









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